敬称の使い分けを失敗すると大問題になることも!
敬称の付け方はビジネスの場面でとても重要です。目上の相手なのか、目下の相手なのか、他社の人間なのか、お客様なのか・・・相手によって的確に敬称は使い分けなければ即、無礼な人間だとレッテルを貼られてしまいかねません。
今回は代表的な敬称と共に、どんな場面で使うべきなのか、話し言葉でも書面でも両方使えるのか、或いは片方でしか使えない敬称なのか、細かく解説していきたいと思います。
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敬称の種類と使い分け方!
代表的な敬称とは「様」・「さん」・「殿」の三種類です。まさか呼び捨てにするということはビジネスシーンではほぼあり得ないでしょうから割愛させて頂きますね。
この三種類の中で最も汎用性が高いのが「様」です。相手が誰であろうと基本的には「様」を付けておけば失敗は少なくなります。また、「様」は話し言葉でも書き言葉でも両方使えますから、とにかく困った時は「様」を使うようにしておけば問題ありません。
次に「殿」ですがこれは話し言葉では使われず、書面でのみ使用される敬称です。実は「殿」の使い方については諸説あり、厳密な意味での正解はとても難しいのですが、基本的には「役職名の後に付ける場合は殿」とするケースが多いようです。ただし、役職名の後に「様」をつけても問題にはなりませんので、迷ったらやはり「様」にすべきでしょう。先輩や上司に確認し、慣例のようなものが無い場合は殿は敢えて使わなくてもよい敬称と言えます。
三つ目の「さん」は同僚でかつ目下の人に対して使う敬称になります。話し言葉でも書面でも両方使うことができます。そのためとても使いやすく、便利な「さん」ですが、誤って目上の人や社外の人、顧客などに対して使ってしまうととても失礼になります。「さん」は相手の立場を考え、慎重に使うようにしましょう。
最後に一点だけ注意点ですが、文書中での敬称は必ず統一するようにしましょう。同じ相手が「様」だったり「殿」だったり「さん」だったりとコロコロ変わってはいけません。