感謝の気持ちは丁寧に伝えるべし!

「嬉しい」という感情はビジネスの場、敬語を使わなければならない場では「感謝の言葉」として発露するものです。単に「私は嬉しいです!」と声を挙げて良いのは子供のうちだけです。大人になれば嬉しいという気持ちを周りの人や、支えてくれた人、お世話になった人に対する感謝の気持ちへと変えなければならないのです。

ですから「嬉しい」を敬語で相手に伝える時には「嬉しい」だけでなく「感謝の気持ち」をセットにしなければいけません。「ありがたく思っております」だけでは相手に対して何も伝わりません。どれだけ丁寧な言葉を使おうと逆に「無礼な奴」とすら思われてしまいかねないのです。


「嬉しい」を尊敬語で言うには?

嬉しいという言葉に感謝の気持ちを付け加えたうえで敬語に直すとややスピーチ的な文章にはなりますが「皆様の多大なるご協力のおかげで大変喜ばしい結果となりました・・・」といった具合になります。嬉しい」は敬語にすると「喜ばしい」となります。スピーチや文章であれば前述したような表現で十分ですが、逆に口語であれば少し堅苦しさがあるかもしれませんね。

つまり、そのような場合は「嬉しい」という言葉はそのままつかいつつやはり感謝の気持ちを付加することで丁寧な表現を強めることを狙うわけです。

「嬉しい」を謙譲語で言うには?

嬉しいを別の言葉で表現すると以下のような類義語が考えられます。「喜ばしい限りでございます」、「感激しております」、「最高の気分です」などです。「嬉しい」は形容詞ですから動詞のように単純に謙譲語表現には直せません。意味としてはへりくだって相手に伝えることは大切です。