「つきましては」は便利な接続詞的表現!
ビジネス文書やプレゼン、スピート等、社会人になるとあらゆる場面で使う事が多いのがこの「つきましては」という言葉です。例えば「つきましては」の前に企画のメリットや実施方法等を説明し、「つきましては」を挟んで予備調査実施の提案を行うなど、何かを依頼したりお願いしたりする場合に使われます。
一方「つきましては」は全く別の使われ方をする場合もあります。それが「○○の件について」の「ついて」と同じ意味で使われるパターンです。これも例えばプレゼンをしている中でいくつかの懸念事項があった場合、「予算の件につきましては・・・」といった使われ方をします。
それぞれ違う意味合いとなりますが、便利な言葉であることは間違いありません。社会人であれば確実に使いこなせるようになりたいものですね。
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「つきましては」の例文
・今年は例年にない酷暑の夏となっております。つきましては皆様の体調面も勘案し、今年の社内運動会は○○体育センターの屋内運動場で開催することと致します。
・この度は当社の発送業務の不手際により大変ご迷惑をお掛け致しました。心より深くお詫び申し上げますと共に、今後二度と同じようなミスを繰り返さぬよう社員一同心を入れ換えまして業務改善に取り組んでいきたいと考えております。つきましては、○○様にはお詫びの意味も込めまして当社新製品の▲▲を少量ではありますが送付させて頂きます。何卒ご受納頂けますようお願い申し上げます。
・それでは以上で今回のプロジェクトに関する概要の説明を終わらせて頂きます。各チームそれぞれの具体的なタイムスケジュールにつきましては改めてチームリーダーへと連絡しますのでご周知頂けますよう宜しくお願い致します。
(それぞれ必要部分抜粋)
「つきましては」の類似語
まず接続詞的な意味合いで使われる場合の類似語としては「ついては」、「そういう訳で」、「したがいましては」、「そのような事情を考慮頂きまして」といった具合になります。後に続く言葉がポジティブな物であれば何でも良いのですが、ネガティブなお願いをしなければならない場合は「そういう訳で」等は使わない方が良いですね。
次にもう一つの意味での「つきましては」の類似語としては「ついては」になります。と言いますか「ついては」の丁寧語が「つきましては」ですからある意味当然ですね。これも社内で同僚と話す場合などは「ついては」で大丈夫ですが、きちんとしたビジネスシーンでは「つきましては」を使うよう心がけましょう。